インタビュー

左からRyan、Padraic、Nicola、Melissa
過日プロモーション来日したFlying Squadのプリンシパルのお二人と時期プリシパルの噂が高いお二人、計4人に直撃インタビュー!来日前にちょっとダンサーたちの人柄に触れておきましょう。

■クレジット

インタビュー:moriy、トントンさん
通訳:伴野 由里子さん

Padraic Moyles(以下Padraic)
Melissa Convery(以下Melissa)
Nicola Byrne(以下Nicola)
Ryan McCaffrey(以下Ryan)

■インタビュー

Q. 今回、リバーダンスは約3年ぶりの公演ですが、何か変わったところはありますか?

Melissa:大きな変化はありませんね。1曲振り付けがちょっと変わっていて、もしかしたら衣装も若干変わっているかもしれませんけれど、リバーダンスでは、変わらないことが大事ということもあるんです。
リバーダンスでお客さんがなにを見たいかというと、やっぱりアイリッシュダンサーが一列に並んで、速く正確なステップを踏むというのを期待しているわけです。過去には大きな変化を持たせようという試みもあったんですが、お客さんの反応として、「変わらない方がいい」というものが多かったんですよ。

Q. みなさん、リバーダンスでどのくらいのキャリアを持っていらっしゃるんですか?

Melissa:わたしは11年。

Nicola:わたしは8年。

Padraic:僕は10年。

Ryan:8年くらい。

Q. その長い間、どのようにしてモチベーションというか、フレッシュな気持ちを保つのでしょう?

Ryan:ショーの内容は変わらないけれど、演じる方はすこしずつ違うんだ。「今日はこうだったけど明日はこうしよう」とか、毎回毎回が自分にとっては新しいショーなんだ。特にプリンシパルは振り付けの自由度が高いから、自分なりの変化を持たせることができる。

Nicola:毎回違うお客さんの前で踊るというのもありますね。初めてリバーダンスを観るお客さんの感動というものを感じながら、自分も新鮮な気持ちで踊ることができるんです。

Padraic:あと、いっしょにツアーを回る仲間からの影響もあるね。僕もRyanもプリンシパルの経験があるんだけど、お互いに「ここはこうしたほうがいいんじゃないか」みたいなことを話し合って、お互いを高めていくんだ。

Q. リバーダンスにはアイリッシュダンサーだけではなく、ロシアのバレエやスペインのフラメンコなど各国のダンサーが参加していますが、それらのダンスの影響を受けることはありますか?

Melissa:非常にありますね。特にロシアのバレエダンサーからは、上半身を美しく見せる動きについて大きな影響を受けています。

Ryan:フラメンコやタップダンスからはリズムの取り方とか、かっこいいステップを取り入れたりするよ。一度ツアーを回れば、タップやバレエのレッスンに通ったのと同じくらい学べるね。

Q. 実際、アイリッシュダンサーがバレエやフラメンコのレッスンを受けたりするんですか?

Padraic:いや、ちゃんとしたレッスン受けるわけではなくて・・・

Ryan:舞台裏で「そこちょっと見せてよ」とか、そういう感じだね。

Nicola:中には他のダンスのレッスンを受けたりしてる人もいるわよ。

Padraic:でも多くのダンサーは、親がアイルランドの伝統を大事にしていて、それがきっかけでアイリッシュダンスを始めているから、小さい頃からアイリッシュダンスひとすじで育ってきている感じの人が多いと思うね。

Q. では、ボイストレーニングなどはどうでしょう? 最近はダンサーがシンガーとしても舞台に立つようになりましたが・・・。

Melissa:カラオケに行ったくらいかしら?(笑)


左からRyan、Padraic
Ryan:僕ら(プリンシパル)の場合は、シンガーとして出ることないので、ボーカルトレーニングを受けたことはないけれど、ダンサーの中でも声がいいと認められた人には、シンガーとしてのレッスンがあったりするね。

Q. 『リバーダンス』の中でみなさんのいちばん好きなシーンはどこでしょう?

Melissa:わたしは『Riverdance』ですね。ダンサー全員がステージに上がるというのと、なんと言ってもリバーダンスを世の中に広めた曲だということ、あと、プリンシパルがソロやペアで踊る場面が多いのが気に入ってます。

Nicola:わたしは『Trading Taps』。タップダンサーとアイリッシュダンサーの掛け合いでは毎回違うステップを見ることができて、生み出されるリズムもすばらしいですね。いつもステージの脇から見てますよ。

Q. 自分でもやってみたい?

Nicola:そう、女の子が『Trading Taps』をやってもいいのにね(笑)。

Padraic:僕はMelissaと同意見で『Riverdance』。オリジナルの曲だし、曲の構成も、ソフトな感じからだんだんと盛り上がって行くところがいい。ステージの構成も、ソロからだんだんと人が増えていって、最後はものすごいエネルギーがあふれてくる。作品のハイライトになっている作品だというところだね。あの曲が終わったあと、観客の人たちが感動している様子を見るのも好きだね。

Ryan:『Finale』が好きだな。最後にいろんなダンサーがそれぞれのダンスを見せて拍手を受けるところ。あそこは登場する人数が多くて盛り上がるし、自分のダンスに対してお客さんからの大きな反応を感じることができるというのはいいね。そのままもう一回ステージができそうなくらい気持ちが熱くなるよ。

Q. みなさんいろんな国に行って、いろんな文化に触れていると思うんですが、そういう中で特に影響を受けたものってありますか?

Melissa:日本にいると、いい人間にならなきゃと思いますね(笑)。

Nicola:そうね(笑)。

Ryan:訪れたそれぞれ場所で、いいなと思ったものは自分の中に取り込んで持ち帰りますね。たとえば日本だったら、みんな親切で礼儀正しい。だから自分もいい人になろうと思う。僕はカナダ人だから、ヨーロッパに行くと、いろんないいところが見えて、そういうものをやっぱり取り入れたいと思う。

Q. 国ごとに、お客さんの反応ってどんなふうに違いますか?

Ryan:アメリカはうるさいというか(笑)、盛り上がるよね。『Trading Taps』なんて、アイリッシュとタップの両チームにすごく声援を送るし。それに比べるとヨーロッパは落ち着いているというか、大人の反応かな。


左からNicola、Melissa
Melissa:日本のお客さんはすばらしいですよ。後ろの演目になるにしたがって盛り上がるし、自分たちが楽しんでるということが伝わってくるし、演者としても気持ちいいです。

Q. 一番変わった反応をするお客さんは?

Padraic:途中はいろいろあるんだよね。アメリカなら騒ぐし、ヨーロッパなら落ち着いているし。でも最後にはみんなスタンディングオベーションをしてくれる。最終的にはなぜかどこの国でも同じ反応なんだ。

Q. 自分がステージに立っているとき、いちばんうれしい反応は?

Ryan:家族が来ているときかな。友達とか。家族が来ているときはものすごく声援を送ってくれるから、こっちもやりがいがある。

Q. そういうときは家族に向かって特別なアピールとかするんですか?

Ryan:振り付けは変えるわけにいかないけど、だいたいどの辺にいるかはスポットライトの中にいてもわかるから、ウィンクしたりはするね(笑)。

Q. なるほど、日本ツアーでもどんどん盛り上がって行きたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

リバーダンスFlying Squadインタビュー
2008年3月31日@ホテルニューオータニ

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